環境への取り組み

ENVIRONMENT

脱炭素社会移行への貢献

近年、地球規模での自然災害の激甚化、常態化により、気候変動への関心が高まっており、2015年に合意されたパリ協定、2020年に日本政府が宣言した「2050年カーボンニュートラル」の目標に向けて、業界や規模の大小を問わず、脱炭素への取り組みが急務となっています。企業には、利益の追求だけではなく、事業を通じた社会の持続的な成長への貢献が求められています。
当社は「絶対に液漏れしない」キャンドモータポンプの製造・販売を通じて、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

当社の製品は、脱炭素社会で広く活用されます。

気候変動をはじめとする環境問題は社会全体で解決を目指す課題であり、一部のトップシェアを持つ企業や有名企業のみの努力で解決することはできません。全ての業界・業種において、大手企業から中小企業、個人まで、一体となって取り組んでいかなければなりません。
当社はこれまでの事業活動のなかで、化学プラント、発電所から鉄道用変圧器、ビルの空調設備に至るまで、幅広い業種、用途にポンプを供給してまいりました。そして、脱炭素社会への移行においても、新しい技術を支える、様々な業種、用途でテイコクのキャンドモータポンプのニーズが高まると期待されています。
テイコクのキャンドモータポンプがなぜ脱炭素社会に貢献できるのか、その理由を説明します。

貢献できる理由

  • 脱炭素社会実現のために必要な化学物質
  • キャンドモータポンプの優れた特徴
  • 老舗キャンドモータポンプメーカーだからこその技術力・対応力

01. 脱炭素社会実現のために必要な化学物質

脱炭素社会実現のためには、CO₂の削減が不可欠となります。それを達成するためのプロセスとして、人体や環境に有害な化学物質の取扱いが必要となります。代表的なものとして、船舶燃料や火力発電の燃料として期待されるアンモニアや蓄電池用電解液、CO₂回収用アミン溶液などがあります。また、人体や環境に有害ではないものの、地熱発電や燃料電池に使用される純水は、外気に触れないように取扱われます。このように、脱炭素社会実現には、通常のポンプでの取扱いに適していない物質を取扱う必要があり、そこに当社の活躍の場があります。

02. キャンドモータポンプの優れた特徴

当社が世界シェアトップを誇るキャンドモータポンプの最大の特徴は、取扱い液を絶対に漏らさないことです。つまり、アンモニアや電解液、アミン溶液などの、脱炭素社会へ移行するために必要ではあるものの、人体及び環境に有害な化学物質や、無害であっても、外気に触れてはいけない純水などの取扱いに最適です。また、構造上、高温や低温、高圧、真空などの、過酷な使用条件でも対応可能であることから、様々なプロセスに使用できます。加えて、一般的なシールポンプよりもメンテナンス周期が長いことから、洋上風力発電におけるナセル内部など、メンテナンスが容易でない部分での使用にも適しています。

03. 老舗キャンドモータポンプメーカーだからこその技術力・対応力

当社は「絶対に液漏れしない」キャンドモータポンプを主力事業として、約半世紀にわたって事業を展開しており、これまでにもお客様と共に様々な困難を乗り越え、「新たな技術」に挑戦してまいりました。この長い歴史の中で蓄積した技術力・対応力こそが、当社の強みであり、この強みを基に、信頼の実績を積み上げてまいりました。
現在は脱炭素社会の実現に向けて、多くの企業が「新たな技術」に挑戦しています。当社は、これらの挑戦をキャンドモータポンプの技術で支えていくことで、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

脱炭素社会の実現

私たち帝国電機製作所は、安心と信頼の製品を提供し、人・地球環境に優しいものづくりを常に考えています。
水と緑に包まれた星、地球。
この豊かな自然を守るために、テイコクの無漏洩技術で脱炭素社会の実現に貢献します。

その他の環境への取り組み