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トップメッセージ

国内外で積極的に新市場を開拓し、 企業価値向上に邁進してまいります。

株式会社帝国電機製作所 代表取締役社長 頃安 義弘

株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

当連結会計年度における世界経済は、新型コロナウイルス感染症による規制が徐々に緩和され、経済活動の正常化が進展したことにより、設備投資は回復基調となりました。一方で、欧米を中心とした高インフレや金利上昇、ウクライナ情勢の長期化による資源価格の高騰が続き、足許の世界経済は景気後退懸念が強まっています。

このような状況下で、当社グループは、「すべてのステークホルダーの満足度向上」を中期ビジョンとして掲げる3ヶ年の中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)の2年目として、脱炭素市場への対応強化に加え、資本効率の改善、人材育成等に取り組んでまいりました。当社グループの主力となるポンプ事業については、主要顧客である化学業界において、原材料価格の高騰による影響を受けたものの、コロナ禍で先送りされた設備投資計画の実行や脱炭素分野への投資需要増加により、堅調に推移いたしました。一方で、電子部品事業においては、半導体等の部品供給が不安定な状況が続いており、今後の動向を引き続き注視する必要があります。

これらの結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は、為替影響もあり、28,450百万円(前年同期比27.9%増)となりました。
利益面につきましては、主にポンプ事業の売上増加や利益率改善、為替影響等により、営業利益は5,023百万円(同101.4%増)、為替差益170百万円発生等により、経常利益は5,472百万円(同85.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,996百万円(同101.1%増)となりました。

今後とも株主の皆様のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2023年5月
株式会社帝国電機製作所
代表取締役社長 頃安 義弘