脈動防止器

定量ポンプ使用時に配管に取り付けることで、配管内の脈動を低減させます。
- 活用分野
- ケミカル 、 高圧ガス
仕様
エアチャンバー型(PC型)
容量 | Max 30L |
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設計圧力 | Max 0.98 MPaG |
設計温度 | Max 80℃ |
PTFEダイアフラム型(PS型)
容量 | Max 5L |
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設計圧力 | Max 35MPaG |
設計温度 | Max 150℃ |
上記仕様以外の場合もご相談ください。
特長
■ 往復動ポンプ特有の脈動を軽減
定量ポンプなどの往復動ポンプは液の流れに伴い脈動が発生します。
この脈動により、配管ロスが想定以上に大きくなったり、配管全体に振動を起こす要因となり問題になる場合があります。
そのため、脈動を大幅に抑制させる脈動防止器が効果的です。
TEIKOKU製脈動防止器は次の2種類があります。
■ エアチャンバー型(PC型)

ポンプから吐出された取扱液の一部をポンプヘッドのストロークの動きに呼応して吸込み、吐出します。
そして、緩衝ガスのクッションが圧縮と膨張を交互に繰り返すことで、配管内の脈動を低減させます。
構造が簡単で部品点数が少なく、安価です。
■ PTFEダイアフラム型(PS型)

取扱液とガスがPTFEダイアフラムによって隔離されているため、ガスが液に溶け込むことがありません。
これにより長期間にわたって脈動減衰効果を発揮することができます。
メタルダイアフラムでの製作も可能で、より高温・高圧な仕様範囲に対応できます。
高圧ガス保安法に対応可能です。
代表用途
送液時に発生する脈動の抑制