キャンドモータ保護装置(TRG・THG)

当社のキャンドモータポンプを安全に使用いただくための保護装置です。
特にTRGメーターにおいては、50年以上にわたりTEIKOKUが築き上げてきた技術で、シールレスポンプ業界ではその実績も信頼度も他に類を見ません。
- 活用分野
- その他
TRG(テイコク・ロータリー・ガーディアン)の特長
目に見えないキャンドモータポンプ内部のベアリング摩耗状態(半径方向)をリアルタイムでメーター上に示します。
キャンドモータポンプを分解することなく運転中、常時監視することができるため、機器の損傷前に点検・補修を計画できます。
また、ほとんどのキャンドモータ製品に標準装備されています。
TRGは次のような運転状態の異常を検出できます。
- ベアリングの半径方向摩耗
- モーターの欠相、短絡
- モーターの逆回転(オプション)
遠隔監視も可能
TRGメーターはキャンドモータポンプの現場監視だけではなく、オプションのパネルメーターを用いることで、遠隔監視にも対応できます。
THG(テイコク・ハイブリッド・ガーディアン)の特長
キャンドモータポンプ内部のベアリング摩耗状態を半径方向だけでなく、軸方向も監視できる製品です。
検出した摩耗状態をLEDの点灯数で監視することができます。
さらに、ローター(回転子)の軸方向位置を検出できます。
THGはオプション対応となります。
その他のオプション
TRGコンバーター
TRGの信号をDC4-20mAまたはDC1-5Vに変換する変換器です。
TRGコンバーターの出力信号を表示器やDCSなどに取り込むことで、常時遠隔監視ができます。
TRG警報装置
TRG信号が規定値以上になったときに警報接点を出力する製品です。
警報ブザーやポンプの自動停止回路などに利用できます。
空転防止リレー
空運転の状態で運転を続けると、摺動部品(ベアリング、スリーブ、スラストカラー)の異常摩耗・焼付が発生し、ポンプ故障の原因となります。
空転防止リレーは空運転時の過小電流を検出し、リレー接点信号を出力します。このリレー接点信号をポンプの自動停止回路などに利用することで、
空運転によるポンプの故障を防ぐことができます。